いいものリレー

2人めのゲスト
内田 真美さん(料理研究家)
おすすめ 02銀のお茶まわりのセット

内田真美さんの2つめのおすすめは、
お茶の時間のグレードが上がりそうな
茶こし、茶筒、トレイという3つのアイテムです。
日常を気持ちよく、たいせつに過ごすための
楽しみかたが伝わってきます。
「いいものリレー」トップバッターの
長野陽一さんも写真を撮りながら、
同席してくださいました。

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ゲストキュレーター内田 真美(うちだ まみ)
料理研究家。
長崎県出身。
幼少のころから食に興味を持ち、料理家の道へ。
シンプルで美しく、おいしいレシピの著書多数。
また台湾やお茶文化にもくわしく、
台湾のガイドブックも執筆。

①銀の茶こし銀の風合いと、使いやすさと

――
お茶の時間に使いたいもの、3つですね。
まずはこの、茶こし。
これは、どういうものですか?
内田
たしか、中国茶専門のサイトで買ったんだと思います。
銀の加工がしてある細いワイヤーを編んだものですね。
――
気に入っているポイントは、どんなところですか?
内田
見た目の風合いが好き、っていうのがありますね。
私、中国茶が好きなんです。
それから紅茶もよく飲みます。
中国茶用の茶こしって、あるんですけど、
それは紅茶の器には見た目が合わない感じで‥‥。
この銀のものは中国茶にはもちろん、
紅茶にも使えるので、かなり愛用しています。
私が持っているものに、合わせやすくて。
うちは古い器も多いですし、銀のトレーやなにやら、
そういうものと、違和感がないというか。
――
こういう茶こしって、よくあるものなんですか?
内田
竹で編んであったり、木製のものとか、
アジア系だとそういうものが多いですね。
網目の大きさもちょうどいいんですよ。
意外とちゃんと茶葉も拾ってくれて、
すごく細かい茶葉でなければ、きちんと漉せます。
竹や木のものは、衛生面がちょっと気になるし。
長野
うん。なるほど。
――
たしかにそうですね。
内田
水分がちゃんと切れてるのかなとか、
カビちゃうんじゃないのかなとか、
気になっちゃうので。
――
これは金属製だから、そこは大丈夫そうですね。
内田
きちんと乾きますし、
お茶の味にもそんなに支障はないですね。
はじめはピカピカの銀がきれいなんですけど、
使っていると経年変化で、ちょっと鈍い色になって。
どちらも、いい感じなんですよ。
――
よく見かける金属の茶こしとは、だいぶちがいますね。
内田
一番よく見るのは、ステンレスですよね。
家の中にあるものの、
ふと目に入ったときの違和感っていうのが、
すごく気になってしまうんです。
これは、そこに出てても嫌じゃない。
最初のピカピカも、古くなった感じも嫌じゃない。
お客様の前で使うことはあんまりないので、
日常の自分用、家族用という感じなんですけど。
――
食卓に出てて、嫌じゃない。やっぱり大事なポイントですね。
内田
そうですね。
いつも使うので、しまい込むこともあんまりなくて、
だいたい、茶器の近くに置いてあるんです。
そうした状態で、目に入った時に嫌じゃない(笑)。
それが、すごい大事なので。
長野
ちょっと古びた感じも、これならいいですね。
内田
銀加工されているので、どうしても酸化するし、
茶渋もついて、もっと茶色になったりするんだけど、
それもいいかなって。
メラミンスポンジを使えば比較的きれいにはなるので、
気になる時にはそうやって洗っています。
――
サイズもいろいろに合いそうですね。
内田
はい。いろいろな器に勝手に合わせても、
けっこうちょうどよく使えるんですよ。
長野
いいですね、シンプルで。
これ、ぼくも買おう。
――
お値段もとてもお手頃で。
内田
そうなんですよ!
それもあって、誰かにあげたくなるので、
私、何本か予備があります。
――
ストックされてるんですね。
内田
自分が好きで気にいったものは、
やっぱり誰かにあげたくなっちゃう。
うちにいらした方が「これいいな」って言ったら、
それを覚えておいて、
なにかの時に、ちょっと差し上げたりとか。
――
ああ、それはすごくいい感じの贈り物ですね。
内田
そうなんですよ。

②銀の茶筒職人さんの手仕事を日常に

――
次は円筒形の缶、茶筒ですね。
これはどんな経緯で内田さんのところに?
内田
たぶんね、これはプロトタイプというか、
「試作したから、使ってみて」っていただいたんです。
サンクっていう北欧系の雑貨店のもので、
保里さんご夫妻がやられているんですが、
ご主人がデザインもされています。
――
うちでもワイヤーの鍋敷きでお取り組みがありますね。
内田
そのお店で、
この缶をオリジナルで作っていらっしゃって。
その保里さんから、いただいたんです。
もう15年くらい前ですね。
蓋のフォントも、今のとは違うし。
そのときはサイズもひとつで、コーヒーだけでした。
今は、小さいサイズで、ティーもありますね。
――
ずいぶん長く使ってるんですね。
使い心地はどうですか?
内田
もう、素晴らしいですよ。
蓋もスッと入りますし。
――
使い込んでも変わらず?
内田
大丈夫です。
スーッと入って、きちんと閉まります。
外側はこう、いい感じに古びて、
アンティークのようになっていますけれども、
中はきれいなままで、清潔感があるんですよ。
中蓋もちゃんとついていて。
――
ほんとだ。
外側のこなれた感じがいいですね。
内田
そうですね。
表面の仕上げも、こうやって古くなった時に、
素敵なたたずまいになるようにって、
作っていらっしゃるらしいんですよ。
――
これはとくに磨いたりしていないんですか?
内田
なんにもしてないです。
長野
それでこの風合いになるなら、いいですね。
――
いつも、どんなふうに使ってらっしゃるんですか?
内田
茶棚に入らなくて、これも茶器の近くに、
雑に置いてあります(笑)。
――
あ、そういうざっくばらんな感じですね。
なじんでますね。
長野
なんかいいですね。これはこれで。
内田
いくつか並んでても、素敵だと思います。
大きさも2種類あるので、揃えても、
高低差をつけても、どちらでもいいですよね。
並べて置いて、いい雰囲気がつくれるんです。
経年で、アンティークっぽく素敵になりますし。
――
いいですね。
内田
これ、80代の職人さんがご夫婦で
作ってらっしゃるみたいですね。
こういう、ものづくりの職人さんって、
だいぶ少なくなってるようですけれど。
大会社じゃなく、小さな店が自分たちでデザインして、
ずっと扱っているっていうことがすごい素敵ですし。
そういうところから買いたいなと思う。
――
なるほど。
どこから買うかっていうのも重要ですね。
内田
そうですね。やっぱり購買活動は一票なので。
どこにお金が行くかっていうのはすごい考えます。
日本は、職人さんがあまり大事にされない気がするので、
そこにお金が行くように、と思うんです。
浄水器の吹きガラスもそうですけど。
こういう技術を持っていらっしゃる人の生計のために、
なにか一票、みたいなことは思うので。
――
はい、そういう意識も大切ですね。
内田
大量生産、大量消費の時代は、
もう終わって欲しいなっていう気持ちもあります。
もう、たくさんのものはいらない。
自分の生活の中に調和するものを、
ゆっくり、大事に選びたいなって思います。

③銀のトレイひとりのお茶やお酒の時間に

――
そして、お盆。
あ、そういえば今回のアイテムは、
どれも銀色ですね。
内田
色のあるものが、苦手なんです。
なんか気になっちゃって。
それとやっぱりシルバー製品が好きなんですね。
――
ああー。
見せていただいた棚にあった食器や茶器も、
ほとんどが白か透明なガラスか、銀でしたね。
内田
ふふふ。そうですね。
シルバートレーが大好きなんですよ。
うちで使っているのは、だいたい外国で買ったものです。
骨董市を必ず見るようにしていて、見つけたら、買って。
――
シルバートレーが好き、ですか。
内田
はい。ウィーンとか、パリもそうですけど、
外国のホテルのティールームなんかに行くと、
みんなシルバートレーで運ばれるじゃないですか。
あと、そう、東京でもクラシックなティールームなんかでも。
――
あー、そうですね。
そういうところで見ます。
内田
シルバーのトレーにコーヒーとかお茶とかケーキとか、
いろんなものが乗って、出されるのがすごい好き。
うれしくなっちゃうんですよ。
――
そういう雰囲気、いいですよね。
内田
「ワ~ッ」ってなっちゃうんです(笑)。
うちにあるものは、かたちもいろいろで、
外国のものに混じって、日本のものもあるんですよ。
これはお茶の時に使うものです。
銀のトレーがお好きな方ってやっぱり多いみたいで、
私が使っているお盆を、「銀のこれ、いいね」って
よくみなさんがおっしゃるんですね。
で、紹介して、っていうことになっても、
私のは全部古いものだし、
しかも外国とかで買ってきているので、なかなか…。
――
同じもの、っていうのはむずかしい。
どれも一点物に近いですものね。
内田
それで、今手に入るもので、って探したら、これが……。
長野
あ、東屋のものなんですね。
内田
そうなんです。
現行品だから手に入れやすいし、
なにより素敵なので、おすすめするようになって。
そうしているうちに私自身も、買ってもいいな、
これ欲しいな、って思うようになったんですよ。
――
これならいいな、と。
内田
そうですね(笑)。
最初ネットで「これ、素敵」って思って、
そしたら、デザインを猿山さんがされてたんですよ。
――
デザイナーの、猿山修さん。
内田
猿山さんと東屋のコラボレーションだったんです。
――
じゃあもう、間違いない。
内田
そうなんですよ。
もう絶対、大丈夫(笑)。
このリムの立ち上がりとか、素敵ですよね。
――
色もいいですよね。
なんか、品があります。
内田
きれいなシルバーなんですけれど、
ピカピカ系の銀の加工じゃなくて、
ちょっとマットな感じの仕上げですね。
紅茶でも中国茶でもどちらでも品よくまとまるなと。
あと、お酒用のセットをのせていただいても、
すごい素敵だと思いますね。
で、大きさもね、ちょうどよかったんです。

長野
たしかに、この大きさ、いいですね。
内田
私は、一人で中国茶を飲むときにいいなと思っていて。
この中に、全部おさまるんですよね。
お客様のときも、グラスがいくつか、ちゃんと入る。
これぐらいの大きさが使いやすいですね。
長野
お盆も主役になる感じがしますね。
――
決心のいる買い物になっちゃいますね。
内田
目に入るものは、好きなものであってほしい(笑)。
自分が気分がいいっていうことが、一番ですね。

(おわり)

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銀の茶こし
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銀の茶筒(コーヒー)
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銀の茶筒(紅茶)
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銀のお盆
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「銀の茶こし」について

銀メッキをほどこした銅のワイヤーを、
丁寧な手仕事で繊細に編み上げた、
ティーストレーナーです。
手持ちでも、カップの縁にかけても、
どちらにも使っていただけます。
網目が細かいので小さな茶葉も逃さず、
紅茶、緑茶、中国茶など、
お好きなお茶を楽しめます。
金属製なのにあたたかみが感じられる
独特の雰囲気は、ハンドメイドならでは。
銀メッキ加工のため、使ううちに色が変わり、
アンティークのような風合いが生まれます。

商品名:
ハンドメイド ティーストレーナー A

販売元:
株式会社青芳

素材:
銅(銀メッキ)
中国製

サイズ:
直径52mm × 全長150mm × 高さ25mm

重量:
約25g

あらかじめ知っておいてほしいこと

  • 洗ったあとは、しっかりと乾燥させてください。
  • サビてしまうので、
    湿気の多い場所での保管はしないでください。

「銀の茶筒」について

コーヒー用、紅茶用のブリキの缶は、
2006年の登場以来、定番のロングセラーアイテムです。
外国のアンティークマーケットや
老舗のお茶屋さんの棚で見かけるような、
シンプルでクラシックなかたち。
あえて塗装をせず、無垢のままの仕上げで、
使い込んでいくと独特の古びた雰囲気に。
内蓋がついているため、
中身を湿気から守る機能性もそなえています。
使い始めは傷がつきやすく、
湿気でハンダ部分からサビやすいのでご注意ください。
汚れた時は固くしぼった布巾で拭き、
よく乾燥させてからお使いいただくことを
おすすめします。

商品名:
CINQ コーヒー缶、ティー缶

販売元:
有限会社サンク

素材:
ブリキ・はんだ
日本製

サイズ:
コーヒー・直径105mm × 高さ140mm(豆で約350g)
ティー・直径95mm × 高さ90mm

重量:
コーヒー 172g
ティー 122g

あらかじめ知っておいてほしいこと

  • 新品時はキズが目立ちます。
  • はんだ部分からサビてしまうので、
    湿気の多い場所での保管はしないでください。
  • 水洗いはしないでください。
  • 汚れてきたら固くしぼった布で汚れを拭き、
    よく乾かしてからご使用ください。
  • 「はんだ付け」でブリキ缶を接着しているため、
    結合部分に凹凸がある場合がありますが、
    品質には問題ありません。
  • 手作りのため、一点一点個体差があります。

「銀のお盆」について

日本の素材や技術がいかされた、
長く愛用できるアイテムを提案する東屋の、
シンプルで使いやすい、円形のお盆です。
これは、デザイナーの猿山修さんとの
コラボレーションで生まれたアイテム。
うつくしいリム(縁)の立ち上がりは、
金属の板を回転させながら
「へら」とよばれる棒で成形していく、
熟練の職人さんのすぐれた技によるもの。
愛着を持って毎日使いたいお盆です。
耐久性のある真鍮に銀めっきをほどこし、
暮らしになじむ上品な雰囲気に。
はじめは銀色ですが、
経年による傷やくすみが味わいになる、
風合いの変化も楽しめます。
使用後は、やわらかい布で乾拭きをすることを
おすすめします。

商品名:
お盆(真鍮・銀めっき)

販売元:
株式会社東屋

素材:
真鍮・銀めっき
日本製

サイズ:
直径290mm × 高さ20mm

重量:
420g

あらかじめ知っておいてほしいこと

  • 新品は銀色ですが使用していくと、
    酸化、硫化作用で色が鈍くくすみ、
    陰影のある色合いに変化します。
  • 手や器などがよく触れる箇所に
    「アタリ」と呼ばれる、独特の風合いが出てきます。
  • 使用後は、やわらかい布で乾拭きをしてください。